小関りんご農園
お客様各位
平素は、小関りんご農園をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。
2021年の8月から、この時期に皆様へのお知らせという形で、今の時点での状況をお知らせ
いたしております
まず最初に価格改定のお知らせです。ゆうパックの値上げに伴いまして、りんご、ブドウ
更には市田柿の価格または送料を転嫁させていただきます。
またりんご商品Bについてですが、長らく値上げせずに頑張って参りましたが、りんご生産
にまつわるコストの増加は看過できないところまできており、残念ながら若干値上げさせて
いただきます。
ついこの間、2024年になったと思ったら、あっという間に8月になってしまいました。。。
昨年までこの時期は早生りんご「つがる」の収穫開始直前なのですが、「つがる」の生産は
2023年をもって終了しました。
新規就農してから5年目のことです。その頃はまだりんごしか栽培していませんでした
(といっても素人同然の経験値でしたが。。。)。
2008年の8月29日に豊丘村を大規模な雹害が襲いました。栽培していたりんごは全滅。
その年の収入の道は閉ざされました。
更に降雹でりんごの葉っぱがむしられてしまったことにより、開花を抑制していた植物
ホルモンのバランスが崩れ、翌年の4月に咲くはずの花芽が全て9月に開いてしましました。
いわゆる「狂い咲き」です。
こうなると翌年咲く花がなくなり、翌年の収穫まで皆無となることが決まってしまいました。
途方に暮れていた私に、新規就農してから何かと心を砕いてくださる篤農家の方が、
「つがる」の畑を借りてみないかと紹介してくれました。その畑のある地域だけは地形の関係か
村内で唯一雹が降らず被害を免れていたのです。
降雹の翌年2009年は、我々が従来管理していた畑は全く収穫がありませんでしたが、
「つがる」の畑はりんごを収穫することができ、なんとか糊口をしのぐことができました。
その後も「つがる」は夏に収入があがってくる、ありがたい存在でした。
「ふじ」の収穫前にまとまったお金が必要な時には「つがる」で得た収入でなんとか
まかなってきました。
そんな「つがる」の畑も15年間生産を続けましたが、残念ながら昨年でピリオドを打ちました。
生産終了の理由はたくさんありますが、主だったところとしてはまずこの暑さです。
早朝から仕事を始めてもあっという間に気温が上昇して、何回も熱中症で倒れそうになりました。(というか数回は倒れました。。。)
加えて暑さによる日焼けや害虫被害などのロス率の大幅な増加が看過できません。
また「ブドウ」栽培も軌道に乗り収穫量もあがってきた半面、「つがる」と作業時期が
完全に重なるため、どちらかを選択しなければ体が持たないと判断しました。
結果ブドウの作業に集中して取り組むことができたことにより、昨年までと比較して飛躍的に
ブドウの出来が良くなったと手応えを感じています。
農業を続けてきて感じたことですが、自然環境は予想以上のスピードで変わっています。
大切なことは今までやってきたことに固執することより、現状に応じて、あるいは未来を
予想して変化することだと感じています。
そうでなければ、この先農業では生きていけないだろうと思っております。
というわけで、りんご生産に関しても終了に向けて何年かかるか分かりませんが、
数年〜10年程度の計画で準備を進めていかねばならないと気持ちをあらたにしております。
それ以外の近況としては、僕は野鳥観察が趣味なのですが、今年「アカショウビン」の鳴き声を
なんと我が家のごく近くで、トータルで3日も聴くことができ非常に興奮しております。
いつかその姿をこの目で見てみたいものです。。。
以上、全くまとまりがありませんが、8月の皆様へのお知らせでした。。。
2024年8月 園主 謹白