小関りんご農園

 お客様各位

 平素は、小関りんご農園をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。

2004年にりんご農家として新規就農して以来、りんごを農業経営の柱として

必死に営んでまいりました。

 しかしながら、ここ数年の気候変動には翻弄され続けております。単に、

暑すぎる、寒くないというだけでなく、害虫が異常発生したり、りんごが割れて

しまうなど、個人での対応が困難であるというところまできております。

 高品質なりんごを直接お客さまにお届けするという私どものスタイルは、

今後維持していくことは難しいだろうと考えております。

 残念ながらりんごの生産は大幅に縮小し、ブドウ、市田柿をメインとした

農業経営に転換する決意をいたしました。

 本年より「シナノドルチェ」「秋映」の生産をやめ、市田柿に改植中です。

他の品種についても、あと数年で終了、あるいは極少量の生産まで落とす

予定です。

 「小関農園」ではなく「小関りんご農園」とあえて「りんご」という文字を

農園名に入れたのには、りんご栽培に対する思い入れの強さがあります。

 新規就農後、全くのゼロからのスタートで多くのお客様にお会いできた

のも、全てりんごのおかげですし、りんごを販売して生活してきた、子育てを

してきたというりんごへの感謝の気持ちがあるだけに、残念でなりません。

 また、私事ではございますが、昨年くらいから精神的にも非常に疲れが

たまっています。毎年全力でりんご生産にぶつかってきたのですが、

商品価値のないもの、あるいは極低いものの比率が年々増えていくことに

自分たちの存在を否定されるような強いストレスを覚えざるを得ません。

 メール等への返信、HP更新等が非常に辛く感じるときもあり、皆様にも

ご迷惑をおかけ致しております。

 このように自分の内面、弱さを皆さまにご報告することにどれほどの意味が

あるのかは分かりません。

 今後、更に10年、20年・・・と農業を続けていけるよう、今後も模索していく

所存です

                         2021年8月     園主 謹白