小関りんご農園
お客様各位
平素は、小関りんご農園をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。
昨年の8月から、この時期に皆様へのお知らせという形で、今の時点での状況をお知らせいたしております
昨今の農業を取り巻く状況は、ご存知の通り、楽観的なものはほとんど見つけられません。
それでも、私が農業(イコール生活と考えていますが)を続けていきたいなと感じるのは、自分なりの付加価値をそこに見出しているからです。
それは、農作業中にさえずる野鳥を、しばし観察したりするひととき。空を横切る猛禽が映える青空。花を盛んに働きまわるさまざまな蜂たち。夏の蒸した空気の中、口をモグモグしながら滑空するりっぱなオニヤンマ。
日々結構頻繁に出会えるこのような感動に、農業の付加価値を見出しています。
ただし、これらの付加価値だけでは食べていくことは難しいので、現実的な折り合いをつけながら継続的な農業経営を模索しています。端的には、気候的なリスクが大きいりんご生産は減らし続けています。
また果樹栽培は日夜獣たちとの闘いです。毎夜ごとにブドウを襲ってくるハクビシンなどに神経をすり減らされています。
さらに自分や妻の体調なども年齢とともに、色々課題が増えてきました。。。
僕はずいぶん昔から片頭痛に悩まされ続けてきたのですが、有効な対処法もなく、ひどいときには座薬を多用してなんとか農繁期を乗り切ってきました。ところが最近、有望な新薬が出ました。それは3か月に一度、片頭痛を軽減させる効果のある注射をまとめて3本打つという治療法です。僕も今年から始めました。
治療を始めてからちょうどひと月たったところですが、今のところ効果を実感しています。
ただ、本格的な農繁期はこれからなので、体力の限界まできたところで、片頭痛を抑えてくれるのかどうかまだ分からないといったところです。
こういった体調面、獣害、気候面といったところが、メンタルに甚大な影響を及ぼします。
昨年の今の時期は、色々な悪条件が重なり、かなりメンタルがやられていました。。。
今年は、だいぶ改善しています。昨年の段階ではりんご栽培も正直もうやめたいと思いつめていましたが、いまはまだそれなりにはやっていこうという気持ちに切り替わっています。
今後の展開ですが、小関りんご農園では、当面はりんごの生産量を減らし続けていく予定です。
早生りんご「つがる」も来年の生産をもって終了する予定です。
一方で、「市田柿」「ブドウ」の生産量は増やしております。
市田柿は最終的な目標生産量にほぼ到達しました。ブドウも現状「ナガノパープル」のみの販売ですが、「シャインマスカット」「クイーンルージュ」も生育中の木がだいぶ大きくなってきましたので、数年中にこちらも販売できるようになると思います。
次に価格面ですが、りんご「ふじ」及び「ナガノパープル」の価格を本年値上げさせていただきます。
昨今の高温傾向により「ふじ」の食味低下(蜜入悪い等)に各産地頭を悩ませている状況です。
しかしながら、当園では葉とらず栽培により、食味面ではかなり健闘していると自負しております。
そうはいっても、前述したとおり栽培リスク及びコストが年々高まっていることから、値上げせざるを得ないと判断いたしました。何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。
最後に春先にりんご販売を終了してから何をやっていたのか、簡単にご紹介します。
1月〜2月25日頃までひたすら、市田柿の出荷作業です。
干し柿を揉んで、粉を吹かせて、パッキングして出荷。朝から深夜までひたすら毎日この繰り返しです。2か月間とにかく毎日長時間座っているので、足の筋肉は落ちるし、痔になります。。。
2月下旬に市田柿の出荷作業が終わると、今度はブドウ、柿、りんごの順番で、剪定作業に入ります。剪定及びそれに付随する作業は4月中旬までかかってしまいました。。。
管理する畑の面積は約12,000uです。
4月以降は、すべての畑の防除、草刈り、管理作業と忙しくなっていきます。。。
昔は3人の子供たちとも、よく遊んでもらっていたので、良く回せたなあ。若かったのだなあと、しんみりします。。。
以上、全くまとまりがありませんが、8月の皆様へのお知らせでした。。。
2022年8月 園主 謹白